当記事は、このような方におススメ!
- インフィニティ・ストーンが出てきた作品を知りたい方
- インフィニティ・ストーンを誰が持っていたか、おさらいしたい方
MCUのインフィニティ・サーガ最大のキーアイテム「インフィニティ・ストーン」
インフィニティ・ストーンはフェーズ1からすでに登場しており、MCUのストーリーが進むに連れて持ち主が変わったり、新たなインフィニティ・ストーンが登場したりと複雑な経緯を辿っています。
私はMCUの映画を全て見た上で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を観ましたが、サノスが手に入れるまでの経緯がわからなくなっていたインフィニティ・ストーンもありました。
当記事では、MCUのインフィニティ・ストーンに関する下記の情報を紹介しています。
- それぞれのインフィニティ・ストーンが持つ力
- それぞれのインフィニティ・ストーンの持ち主の移り変わり、来歴
- インフィニティ・ストーンが登場したMCU作品
- THANOSセオリー(サノスセオリー)について
インフィニティ・ストーンとは

インフィニティストーンは全部で6個あり、それぞれが異なるパワーを秘めています。
6個それぞれの名前は以下のとおり。
- スペース・ストーン
- マインド・ストーン
- リアリティ・ストーン
- タイム・ストーン
- パワー・ストーン
- ソウル・ストーン
宇宙誕生以前に存在した6つの特異点が、ビッグバン時に残骸となり、エネルギーの結晶として姿を変えたものです。
6個全てをはめたガントレットを装着して指パッチンすると、望みが1つ叶います。
ただし指パッチン時には、ガンマ線による強大なダメージを食らうため、並外れた強靭な肉体を持っていないと命を失ってしまいます。
サノスやブルース(ハルク)は、指パッチンで深手を負いましたが命は助かりました。
しかし、トニー(アイアンマン)の肉体は耐えられませんでした。
スペース・ストーン(青のインフィニティ・ストーン)
インフィニティ・ウォー以前は、「四次元キューブ」の状態で使用されていました。
四次元キューブの他に、「コズミックキューブ」とも呼ばれました。
原語版では、「tesseract(テッセラクト)」です。
スペース・ストーンの力
ワームホールを作り出し、どんな場所にも瞬間移動させる能力です。
所持者を瞬間移動するのではなく、任意の空間への通路をつくるので、他者も瞬間移動できます。
『アベンジャーズ』ではロキがワームホールを開き、チタウリの大群をニューヨークに移動させました。
スペース・ストーンの登場作品
最も多く、MCUの映画で取り上げられたインフィニティ・ストーンです。
エンドゲームまでのスペース・ストーンの登場作品は以下のとおり。
- キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
- マイティ・ソー
- アベンジャーズ
- マイティ・ソー/バトルロイヤル
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- キャプテン・マーベル
- アベンジャーズ/エンドゲーム
スペース・ストーンは四次元キューブと呼ばれていましたが、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ではコズミックキューブと呼ばれていました。
スペース・ストーンの来歴・持ち主の移り変わり
スペース・ストーンは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』までは四次元キューブの中に入っていました。
MCUで最も登場回数の多いインフィニティ・ストーンであり、所在の移り変わりが激しいです。
持ち主(所在)の移り変わりを整理してみましょう。
- オーディン
- ヨハン・シュミット(レッドスカル)
- S.H.I.E.L.D
- ローソン
- S.H.I.E.L.D
- ロキ
- アスガルド
- ロキ
- サノス
マインド・ストーン(黄色のインフィニティ・ストーン)
初登場時はロキの杖(セプター)に埋め込まれた状態でした。
マインド・ストーンの力
人の心を操ることができます。
『アベンジャーズ』では、ロキがこの力を使ってクリントやセルヴィクを洗脳しました。
マインド・ストーンの登場作品
ヴィジョンの額に埋め込まれているだけの登場作品は除いています。
主にアベンジャーズシリーズで、キーアイテムとして扱われてきました。
- アベンジャーズ
- キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- アベンジャーズ/エンドゲーム
マインド・ストーンの来歴・持ち主の移り変わり
マインド・ストーンは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』まではロキの杖(セプター)に入っており、エイジ・オブ・ウルトロンの作中でヴィジョンの額に埋め込まれます。
- サノス
- ロキ
- S.H.I.E.L.D
- ヒドラ
- アベンジャーズ
- ヴィジョン
- サノス
リアリティ・ストーン(赤のインフィニティ・ストーン)
液状のインフィニティ・ストーンで、「エーテル」と呼ばれていました。
リアリティ・ストーンの力
リアリティ・ストーンの力は、現実を改変する能力です。
質量のある幻覚を作り出したり、物質を別の物に変える力があります。
また、触れたものを暗黒物質(ダークマター)に変えることもできます。
サノスが、ガモーラに刺される幻覚を見せたり、ドラックスの体をブロックの様にしたのもリアリティ・ストーンの力です。
リアリティ・ストーンの登場作品
初登場からサノスが手に入れるまでずっと宇宙にあったため、フェーズ2の序盤に登場した割りには登場回数が少なめです。
- マイティ・ソー/ダーク・ワールド
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- アベンジャーズ/エンドゲーム
リアリティ・ストーンの来歴・持ち主の移り変わり
- マレキス
- アスガルド
- コレクター
- サノス
タイム・ストーン(緑のインフィニティ・ストーン)
タイム・ストーンは、カマー・タージで「アガモットの眼」として保管されていました。
タイム・ストーンの力
タイムストーンには、時間を操る能力があります。
時の流れを逆行・停止・進行させることが出来ます。
サノスは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、ワンダに破壊されたマインド・ストーンを復元しました。
ストレンジが、1400万605通りの未来を体験し、サノスを倒す唯一の方法を発見したのも、タイム・ストーンの力を使っています。
タイム・ストーンの登場作品
インフィニティ・ウォーまではストレンジのバトルシーンが少ないこともあり、タイム・ストーンの登場回数は少ないです。
- ドクター・ストレンジ
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- アベンジャーズ/エンドゲーム
タイム・ストーンの持ち主の移り変わり
カマー・タージで「アガモットの眼」として長年保管されていましたが、ストレンジが無断で使用しました。
カエシリウス、ドルマムゥを追い返した後、元あった場所に返します。
MCU上での持ち主の移り変わりは、以下の通りです。
- カマー・タージ
- ストレンジ
- サノス
パワー・ストーン(紫のインフィニティ・ストーン)
パワー・ストーンは、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』で初登場。
「オーブ(原語版:Orb)」に収まった状態でした。
パワー・ストーンの力
使用者の身体能力を大幅に強化します。また、バリアを張ることもできます。
インフィニティ・ウォーでは、身体能力が向上したサノスに、ハルクが一方的にボコボコにされました。
パワー・ストーンの本来の力はもっと強大で、接触しただけでその星の生物すべてを消滅させるほど。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では、ロナンがこの力を使ってザンダー星を滅ぼそうとしましたがクイルに阻止され失敗。
パワー・ストーンが暴走し、ロナンが消滅してしまいました。
パワー・ストーンの登場作品
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーで、ノヴァに預けられて以降、インフィニティ・ウォーまで登場していません。
ノヴァやザンダー星の登場シーンが無いので仕方が無いですね。
- ガーディアン・オブ・ギャラクシー
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
パワー・ストーンの持ち主の移り変わり
サノスに奪われるまでは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー内での移り変わりのみです。
- 惑星モラグ
- ピーター・クイル
- ノヴァ軍
- サノス
ソウル・ストーン(オレンジのインフィニティ・ストーン)
ソウル・ストーンの力
死んだ人間の魂と対話することができたり、魂の所在を把握することができます。
サノスがソウル・ストーンの力を使って、ストレンジの分身の偽者を見破るシーンがありました。
ソウル・ストーンの登場作品
ソウル・ストーンは、最後のインフィニティ・ストーンとして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で初登場。
ソウル・ストーンの持ち主の移り変わり
ソウル・ストーンは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』まで所在すら不明でした。
惑星ヴォーミアでは、ヨハン・シュミット(レッド・スカル)が番人をしているというサプライズ。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で飛ばされた先が、ヴォーミアだったという訳です。
- 惑星ヴォーミア
- サノス
THANOS theory(サノス・セオリー)

インフィニティ・ストーンには「THANOS theory(サノス・セオリー)」という秘密が隠されていると、インフィニティ・ウォー公開前に世界中のマーベルファンの間で、とても話題になりました。
それぞれのインフィニティ・ストーンが登場した姿の頭文字を抜き出して並べ替えると、「THANOS(サノス)」になるというものです。
- T:Tesseract(テッセラクト)
- H:???
- A:Aether(エーテル)
- N:Necklace(ネックレス)
- O:Orb(オーブ)
- S:Scepter(セプター)
ソウル・ストーンは、インフィニティ・ウォーまで登場していません。
「『H』は何の頭文字だろう?」と、世界中のファンが予想し合っていました。

ソーのハンマー(Hammer)の中にあるはず!

ハート(Heart)型のハーブ(Herb)があったろ!
ブラック・パンサーが強くなるやつ。
このように様々な憶測が飛び交いました。
そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が公開を向かえた訳ですが、映画を見たファンは、Hの正体は結局不明。
「『H』は何の頭文字だろう?」と未だに判明していません。
「H」の候補がいくつかあるので、紹介しておきます。
『H』の候補①:H.Y.D.R.A(ヒドラ)
ソウル・ストーンの番人をしていたのは、ヒドラの創始者であるヨハン・シュミット(レッドスカル)でした。
この説であれば、突然インフィニティ・ウォーでレッドスカルが登場した理由にも値しそうです。
しかし、この説が濃厚と思いきや、筋が通らない事があります。
ソウル・ストーンが『H.Y.D.R.A』であれば、スペース・ストーンは、「ロキ」や「アスガルド」、タイム・ストーンは「サンクタム」或いは「エンシェント・ワン」でなければ筋が通らない気がします。
『H』の候補③:Hand(ハンド)
ソウル・ストーンを入手したサノスやクリントは、湖で気を失っていました。
目を覚ますと、手の中にはソウル・ストーン。
このことから、HandのHではないかというウワサもあります。
確かに、ソウル・ストーンの初登場シーンはサノスの「手の中」でした。
Handという推理を裏付ける材料がもう1つあります。
THANOSセオリーは、ソウル・ストーン以外の石を表す英単語に厳しいルールがありました。
- 初登場時に石が収められていたもの
- 固有名詞ではなく、一般名詞であること
一般名詞なので、タイム・ストーンは「アガモットの眼」ではなく「ネックレス」です。
Handも一般名詞であり、ルールに沿っていると思われます。
『H』の候補③:ない(ガセネタ・ミスリード)
3つ目の候補は、「THANOSセオリー」自体ガセネタだった、もしくは製作側が狙ったミスリードだったというモノです。
タイム・ストーンのネックレスからして、こじ付け感が否めず、ガセネタ説も有力だと感じます。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降のインフィニティ・ストーン
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でサノスが2度目の指パッチンを行い、インフィニティ・ストーンは破壊されました。
これによって、MCUのメインの世界線(アース-199999)にはインフィニティ・ストーンは存在しません。
しかしMCUには、フェーズ4以降で盛んに取り上げられる「マルチバース」という概念があります。
メインの世界線ではインフィニティ・ストーンが消滅しましたが、他の世界線では健在です。
フェーズ4以降では現在、次の2作品で登場しています。
- ロキ(配信ドラマ)
- ホワット・イフ…?(配信アニメ)
ロキ(配信ドラマ)
Disney+で独占配信されているMCUのドラマです。
『ロキ』に登場する時間軸を監視する組織・TVAでは「特に珍しくないもの」として登場。
TVAの職員を脅迫し、四次元キューブ(スペース・ストーン)を渡すよう要求するロキに対して、「いっぱいあるよ。文鎮(おもり)にしてるやつもいる。」と衝撃の発言。
引き出しにインフィニティ・ストーンがゴロゴロ入っていました。
ホワット・イフ…?(配信アニメ)
8話「もしも…ウルトロンが勝ったら?」では、ウルトロンが世界を支配し、サノスもあっけなく退治。
インフィニティ・ストーンを全て手に入れています。
その後、マルチバースへ侵攻を始めたウルトロンに対し、ガーディアンズ・オブ・マルチバースが結成され、最終的にはドクター・ストレンジがインフィニティ・ストーンを封印しました。